
NEWS2019年05月31日 16時17分 JST | 更新 2019年05月31日 16時18分 JST
体罰禁止法案が衆院通過、スウェーデンの専門家はどう見た?「暴力なしに子育てされる権利が子供にはある」
40年前に世界で初めて体罰禁止を法制化したスウェーデンから日本が学べる事とは?
相次ぐ児童虐待の防止強化を目的として、体罰禁止を明記した児童福祉法等改正案が5月28日、衆議院本会議で可決された。今後は、参議院に審議の場が移される。
これを受け、40年前に世界で初めて法律で体罰を禁止したスウェーデンから児童オンブズマンのエリサベット・ダリーンさんが来日し、弁護士の森保道さんと共に日本記者クラブで、5月30日に会見を開いた。
国は体罰を禁止しようとしてますが先に導入したスウェーデンの考察が興味深かったのでご参考にしていただけたらと思います。
体罰については自分も相当やられた方で自分自身が母親に対して相当な恨みを持ち続けています。
痛い目にあわされていた過去から自分に子供ができたときに子供にはそういうことはしないようにしようと思いつつも結果的に長男、次男についてはしごいてしまいました。
体罰をしていた時は自分が優位に立った気分ですごく爽快感がありました。
自分の親たちもその爽快感を味わっていたのかと思うと歯止めがきかず、ついには次男にいたっては学校から児童相談所に通告されるほど痛めつけてしまいました。
いまは体罰に頼らない教育ができるようになっているので全く手を上げることはありません。
時間とお金と健康に余裕ができたからだと思いますが、体罰をよしとしていたころの自分のことを振り返ってみると、商売もうまくいかず、自分の心の貧しさを埋めるために手をあげてしまったのではないかと反省しています。
自分は子供を5人もつくってしまい、長男、次男の下の長女、次女、三女に関しては手を挙げることなく過ごせています。
ただ長男、次男にはつらく厳しくあたってしまいました。
結果的には長男も次男も高校に入るころには目も合わせず口もきいてくれなくなりました。
ここまでは二人とも一緒でしたが、結果として長男と次男ではまったく違う成長の仕方をしました。
長男は自分の自信を喪失してしまったのか部屋に引きこもり学校をやめてしまい全くいまは食べて寝るだけの生活になってしまいました。
一方、次男は一切私に頼らず自分の生き方を見出し塾にも通わず私の個別指導も振り切ってまでも独学で地元でも有力高校に合格し進学しました。誰に言われることなく自分で柔道部に魅力を見つけ入部し、大学に行ってほしいなどと伝えたこともないのに大学に入りたいと決意し自分で計画を立てて努力したことがわかるくらいの好成績を出しています。
同じように体罰でしごいた二人ですが、結果は両極端です。
自信を喪失し表現力を委縮させるか、考える力を身につけ存分に表現力をつかいこなすか
自分もやってきてしまったので体罰が悪いとはいえません。
次男のようないい結果も出ているので正当化しようと思えばそういえます。
しかし一方でもし体罰に頼らなければ長男のような成長はなかったのではないかと思います。
もっといえば体罰にたよらなくても下の三人の女の子は立派に表現力をもって自己主張をしています。
長女は演劇部、次女はテニスクラブ、三女は料理クラブ
それぞれ個性をもっているので笑って伸ばしてやりたいです。
手を挙げてしまったのは自分の心の貧しさだったと長男、次男を見て懺悔するばかりです。
体罰が必ずしもいい結果を出すとは限らないわけですが体罰で子供を伸ばそうとした方々にはいい方向に結果が出てくれることを願っています。
体罰にたよらなくても育ちます。
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